京都府与謝郡伊根町字新井およびその周辺の海岸(新井崎、新井漁港、いわゆる新井崎漁港)等に来訪される魚釣り客の皆様にお願いがございます。
当社所在地でもあります新井区内には、魚釣り客向けの駐車場は一切ございません。新井区とその周辺への車両の乗り入れ、長時間の車両放置は一切ご遠慮いただきますよう、お願いいたします。
ライフジャケットの着用もお願いいたします。
新井区は釣り堀ではありません。
魚釣り客の皆様はご存じないかもしれませんが、そもそも新井区はそこに住む人たちの生活の場です。魚釣り客向けのレジャーランドではありません。新井区内で駐車可能な空き地等は、住民の皆様の御親類や友人知人あるいは宅配便等で新井区内で業務のある方々のためのスペースです。
正規の駐車場をご利用ください。
新井区内およびその周辺で魚釣りをされる場合は、舟屋の里公園の駐車場や泊海水浴場の駐車場をご利用いただきますようお願いいたします。
いずれかの駐車場から、釣り竿等を持って徒歩で新井区まで移動されるか、あるいは新井区外縁まで車両で釣り竿等を運んで荷下ろしし、釣り竿等を海岸まで運ぶ方と車両を駐車場まで移動させて駐車場から徒歩で新井区まで移動される方とに分かれて行動していただきますようお願い致します。
地元の事情をご存知でない方々にはご理解いただけないかもしれませんが、新井区内の誰のものでもない公共の空き地あるいは路肩のように見える場所であっても、実際には誰かの私有地である場合は多々ございます。
同様に、地元の事情をご存じない方々には、車両を放置しても誰の迷惑にもならないように見える場所でも、車両を放置すれば実際には地元の誰かの生活や生業、あるいは新井区の祭礼等の行事を妨害することになる場合も多々ございます。
ご自身の所有地あるいは賃借地として、ご自身が正当な権利を有する土地でない場所に、ご自身の車両を無断で駐車、放置するような不正・不法行為は一切ご遠慮ください。
また、そのような行為をお子様連れで実行し、ご自身の不正・不法行為にお子様を巻き込まれないようご注意ください。
魚釣り客の車両放置により、地元関係者は多大な迷惑を被っています。
やむを得ず車両を放置される場合は、連絡を受け次第、即座に車両移動等の対応をしていただけるよう、ご自身の携帯電話番号を掲示していただくよう、お願いいたします。
放置車両のために新井区住民の交通や車両出庫が長時間妨害され、いわれない精神的苦痛の受忍を不当に強いられる事案が多々ございますので、ご協力をお願いいたします。
また新井区内の道路は車道であっても道幅が狭く、軽自動車同士がようやくすれ違える程度の幅しかございません。
ご自身が十分に左に寄って走行しているつもりでも、慣れない道路では想像以上に右側に寄ってしまっているもので、それは運転技能の水準とはあまり関係がありません。
新井区内は高齢化も進行しておりますので、緊急車両の円滑な通行の確保は文字通り死活問題となっております。
当社の鮮魚運搬車両が、魚釣り客の放置車両のために新井区から出られなくなり、経済的な損失につながりかねない事案も発生しております。
新井区内の交通の安全安心が今後も守られるよう、新井区内への不要不急の車両乗入れ、駐車および車両放置は一切お控えください。
新井区はゴミ箱ではありません。

言うまでもありませんが、魚釣り客の皆様が新井区内に持ち込まれたものはすべて新井区外へお持ち帰りいただき、各自治体のルールに従って適切に処分してください。
新井区内に魚釣り客向けのゴミ箱はありませんし、魚釣り客の皆様はご存じないかもしれませんが、新井区の地面はゴミ箱ではありません。
繰り返しになりますが、新井区内の誰のものでもない公共の空き地あるいは路肩のように見える場所であっても、実際には誰かの私有地である場合は多々ございます。そうでなくても日常的に利用する道路脇や車庫周辺等の生活空間が、どこの誰ともわからない人たちによって我が物顔でゴミ箱のように使われることは、魚釣り客の皆様にはご理解いただけないかもしれませんが、地元住民の皆様にとって極めて不愉快なことです。
草の生えた場所で人目につかないとお考えかもしれませんが、草が生える場所は地元住民の方々が定期的に草刈りをしていますので、魚釣り客による常習的な不法投棄は、新井区内では周知の事実です。
カモメ等も、不法投棄された釣り針・釣り糸が巻き付いて苦しんでいます。
新井区は魚釣り客用のトイレではありません。
同じく言うまでもありませんが、新井区の屋外での排泄行為もご遠慮ください。公衆トイレが漁港内にありますので、そちらをご利用いただくか、ご自身でポータブルトイレ等の適当な設備を携帯してください。たびたび繰り返しになりますが、新井区内の誰のものでもない公共の空き地あるいは路肩のように見える場所であっても、実際には誰かの私有地である場合は多々ございます。そうでなくても日常的に利用する道路脇や車庫周辺等の生活空間が、どこの誰ともわからない人たちによって我が物顔でトイレのように使われることは、魚釣り客の皆様にはご理解いただけないかもしれませんが、地元住民の皆様にとって極めて不愉快なことです。
草の生えた場所で人目につかないとお考えかもしれませんが、立ち小便の姿は案外目につくものですし、草が生える場所は地元住民の方々が定期的に草刈りをしていますので、固形の排泄物が残っていれば草刈り中に目に入ってしまいます。
新井区は私闘場ではありません。
場所の取り合いや、釣り竿を振る際に釣り針が他の釣り客に引っ掛かったなどを発端に、魚釣り客同士で私闘、紛争に至る事例が発生しております。
最終的には警察車両や救急車両がサイレンを鳴らして到着するので、新井区の住民の方々の静穏な日常が、いわれない理由で侵害されることになります。
他所でやってください。
マナー向上にご協力ください。
事前に駐車用の土地を所有・賃借等しないまま、魚釣り客向け駐車場のない新井区内に車両で乗り入れて車両を放置するなら、その時点で、非常にマナーの悪い釣り客です。新井区に持ち込んだものはすべて持ち帰りトイレも適切に利用する「マナーのよい魚釣り客」を自負される方もいらっしゃるかもしれませんが、区内に車両乗入れ・放置をするなら、あなたのマナーは悪質です。
さらに他の魚釣り客のマナーの悪さを見逃して黙認するなら、やはりマナーが良い釣り客とは自負できないはずです。まずは魚釣り客の皆様同士で、マナーの悪い魚釣り客を積極的に新井区から撲滅していただけませんでしょうか。それが魚釣り可能な場所として新井区・新井漁港を存続させる一番の方法です。
当社含め新井区関係者が、新井区周辺での魚釣りを禁止する条例制定を伊根町役場・町議会に請願しなくてもよいよう、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
こちらも御覧ください。→「伊根へお越しの方へ」(伊根町観光協会)
ライフジャケットを着用してください。
海上や海岸に「絶対安全な場所」などありません。
そもそも新井区の防波堤(堤防、大波止)は魚釣り場として設計されているわけではありませんので、防波堤から港外へ転落すると、つかまるものもなく、自力で防波堤に這い上がるのは、ほとんど不可能です。
ある程度の時間を海面で過ごすことになりますので、着衣遊泳の訓練を受けている場合であっても、ライフジャケット(救命胴衣)は必ず着用してください。
特に小さなお子様を漁港にお連れの場合は、防波堤に行かない場合でも、全員のライフジャケット着用をお願いします。
小さなお子様は予想外の行動をするものですし、走ったり飛び跳ねたりしているときに突風が吹けば、転倒して海へ転落する可能性もあります。また悪意ある他人が標的に定めれば、保護者の方の一瞬の隙をついて海に突き落とすことも容易です。
お子様がライフジャケットを着用していれば、生存確率を高められます。
また、海上や海岸で行方不明者が発生した場合、海上保安署等から当社関係者はじめ漁業者に捜索・救助の協力要請がなされます。これまで当社も要請に応じて、たびたび漁船を出動させています。
行方不明者がライフジャケットを着用していれば早期発見の可能性も高くなりますが、そうでなければ捜索活動が延々と続くことになります。
どのような姿であれ、ご家族のもとへ早く帰るため、またご家族と一緒に帰るため、ライフジャケットの着用をお願いいたします。